漁業期間
- 昆布漁:6月上旬〜10月下旬
様々ある落石の漁獲の中でも、とりわけ昆布漁は、この地域の暮らしに深く根付いた伝統産業の一つ。
落石の昆布漁は、手作業が基本の昔ながらの漁法で行われています。6月の「棹前(さおまえ)」昆布漁から始まり、夏の間に長昆布、厚葉昆布と収穫する種類が変わっていき、それぞれに異なる味わいがあります。
また、収穫された昆布を天日干しする作業は家族や地域の人たちが総出で取り組む大仕事であり、地域の風物詩にもなっています。昆布を一本ずつ手作業で並べ、日差しを浴びせて乾燥させますが、 天気が悪いと乾燥できないため、晴れ間を狙って作業を進めます。夏の間、海からの霧が続く落石では、天候を見ながら真剣勝負の日々が続きます。